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風神帖―エッセー集成1 (エッセー集成 1)

風神帖―エッセー集成1 (エッセー集成 1)

風神帖―エッセー集成1 (エッセー集成 1)

作家
池澤夏樹
出版社
みすず書房
発売日
2008-10-17
ISBN
9784622073710
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風神帖―エッセー集成1 (エッセー集成 1) / 感想・レビュー

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KAZOO

池澤さんのエッセイ集です。最近朝日文庫で「終わりと始まり」の2冊のエッセイ集を読んだばかりですが、これ以前のものがこの本と「雷神帖」に収められています。ご自分が生まれた北海道の祖先のことを書かれたり、父親(福永武彦)の作品について書かれたりしています。また父親の友人であった辻邦生さんのこともかなり詳しく書かれています。いつもながら非常に読みやすい文章で書かれていて私も見習いたい気がします。

2023/10/12

ゆき

どちらかというと人に関係するエッセイ集らしいです。ピンでは読んでいたものが数本ありましたが、一冊にまとめると相互に補完する部分があって、ふむふむとうなずく部分が多かったです。静かな大地、アイヌに関する部分の割合が多いように思いました。池澤さんの中でそれだけの割合をもっていたのかなと思います。しかし、亡くなった人に関するエッセイが多いです。最近は河出の全集も含めて、書評家として信頼している部分が大きいのですが小説も読みたいです。読者は強欲です。

2009/08/09

ぽつねん

読みたい本が増えて増えて大変。第二部を読んで、池澤さんが亡くなったら誰が追悼文書くんだろ…と思った。たくさんの人を見送るたびに孤独は増すだろうけど、まだまだ長生きして、文章を読ませてくれよ。

2009/07/08

Maumim

さらりと読み流す。特筆すべきことといえば、米原万里さんへの追悼文が収録されていること。「南極」の魅力を語ったエッセーも。後の「氷山の南」につながるのだろう。あとは、父への思いをつづる「父との仲と『風のかたみ』」がよかった。

2015/12/12

猫のゆり

相変わらず端正でかっこいい文章。池澤さんは小説より書評やエッセイの方が好きかも(汗)父・福永武彦との関わりが書かれた文章が多くて嬉しかった。新潮文庫の『忘却の河』の解説を再読して、またじーんときた。辻邦生、日野啓三、石牟礼道子など、読みたい作家もまた増えた。

2009/07/30

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