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被災地を歩きながら考えたこと

被災地を歩きながら考えたこと

被災地を歩きながら考えたこと

作家
五十嵐太郎
出版社
みすず書房
発売日
2011-11-23
ISBN
9784622076520
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被災地を歩きながら考えたこと / 感想・レビュー

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壱萬参仟縁

写真多数。ページをめくればめくるほど、原発収束宣言が虚しいことが、嘘であることがわかる気がする。ただでさえ、東北地方の人たちは貧しい方や有効求人倍率の低い地域が多かったと思う。それに加えて、津波被害でいのちを失ってしまったのだ。踏んだり蹴ったりで、こころの復興、生活の復興が問われるところである。「福幸」を取り戻したい。建築家だから、原発のデザインが悪いと書いてある(129ページ)。デザインもだが、存在自体が悪いと思うが、危険なものを田舎に押し付けて田舎を踏み台にして豊かな暮らしをしてきた都市の反省が要る。

2012/11/14

2n2n

帯や裏表紙の「はたして工学で街は救えたか?」という文句に惹かれて購入したのだが、読んでみても、工学に関する考察はほとんど無いので、その点では期待外れだった。ただ、「被災地はどういう状況か」、「3.11以降、日本の建築家は何を考え、どう動いたか」、「倒壊した建築の保存について」など、建築史家・批評家である著者、五十嵐太郎らしい話は満載で、このあたりの話は興味深く読めた。倒壊ビルの保存については、「一般市民から批判的な意見もあること」および「それでも保存を強く推す理由」にも触れられているのが好印象。

2012/01/05

rimi_o

読了。タイトルの通りの内容で、なおかつ過去・現在・未来といった視点で語られる著者の思考の端々は興味深い。けれど、均一化された開発によって都市部と地方との差異が小さくなり、また差異を小さくしようとする取り組みが進んでいるように思えるが、地域ごとに主要産業の違いや歴史風土といった民俗的な差異は絶対的にあるはずで、均一化できないそれらは震災によって大きな打撃を受けている現実がある。そういった地域ごとの個別性を建築はどう扱ってきたのか、またこれからどう扱っていくのかといった視点の語りも知りたかった。

2016/07/26

ネネムム

建築家から見た震災、「建築家の敗北」という言葉から、津波がいかに衝撃的な力だったかを感じられる。

2014/10/16

kgbu

災害と建築という本来密接な関係があって不思議でない立場からのストレートなレポート。自分にとってはやや意外な展開だったが、災害の巨大さが、通り一遍の「正解」ではなくて、その人なりの取り組みを要求しているのだなと感じた。でも、自分なりの取り組みはまだ見いだせていない。

2013/12/17

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