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シモーヌ・ヴェイユ選集 III―― 後期論集:霊性・文明論

シモーヌ・ヴェイユ選集 III―― 後期論集:霊性・文明論

シモーヌ・ヴェイユ選集 III―― 後期論集:霊性・文明論

作家
シモーヌ・ヴェイユ
冨原眞弓
出版社
みすず書房
発売日
2013-12-25
ISBN
9784622076629
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シモーヌ・ヴェイユ選集 III―― 後期論集:霊性・文明論 / 感想・レビュー

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選集Ⅲを読み終える。個人的には最後の選集は味わい深いものがある。オック語文明圏をめぐる論考、最後の論考内の人格と聖なるものが印象深い。すべての人間には聖なるものがある。それは人格(ペルソナ)ではない。人間の人格でもない。聖なるものとは、端的にその人、その人間である。聖なるものは、(人格などではなく)むしろ人間存在における「非人格的」なものである。人間における非人格的なものはことごとく聖なるものであり、ひるがえって、これのみが聖なるものである。

2021/11/17

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