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ぼくの美術帖 (大人の本棚)

ぼくの美術帖 (大人の本棚)

ぼくの美術帖 (大人の本棚)

作家
原田治
出版社
みすず書房
発売日
2006-04-04
ISBN
9784622080657
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ぼくの美術帖 (大人の本棚) / 感想・レビュー

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邪馬台国

再読。復刻した翌年あたりに読んでいたようです。当時はちんぷんかんぷんで「面白くない文章だな」と思って読んだ体験のみ強烈に残っています。原田さんが没した今改めて読むと、一イラストレーターとして有り余る程の教養の深さに驚いてしまいました。教科書的美術史をくぐり抜け、岡本太郎の縄文土器発見を踏襲した上で語られる広々とした視点は、創作のヒントに溢れていました。惜しむべくは入手困難となってしまっていること。続編のぼくの美術ノートも読みたいです。

2017/04/29

ありんこ

前半は、所有するのではなく、ただ見ることが楽しいという原田治さんの好きな画家や昔の外国の漫画の話。後半は、縄文土器や兜の美についても語られていて、日本美術史を学んでいるかのような一冊でした。

2009/11/02

m

デュフィ展の予習に該当箇所だけ読み、その後しばらく放置していたがようやく全て読了。ちょっと難しい内容だが、少しでも知識があると分かって楽しい。世の中にはまだまだ見たい名品、名画がたくさんある。

2019/12/28

ひとみ

偏愛する絵画や画家について、また縄文時代から始まる日本人の美意識について独自の論を語る原田治の随筆。追悼として読む。好きな作品をついて語る時の心のはずみが伝わる文章が温かく、あまり評価しない作家や作品について触れる時も嫌味さがなく高圧的でない所にほっとする。縄文土器に見られ江戸時代に絶えたとされる、パブリックでない日本人の美意識についての史観は専門家から修正を入れられそうだがビジョンは壮大で小説のような魅力がある(ただ今だとそれはヤンキー文化ってことに片付けられそうだな…という気もしないでもなかった)。

2017/03/11

みつひめ

今まで日本史の授業などで習っていた、日本美術史観とは違った視点が興味深かったです。岸田劉生の歌舞伎論とか、浮世絵に関することを知りたくなりました。乞う!続編。

2009/01/31

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