王女物語
王女物語 / 感想・レビュー
Roko
著者のマリオン・クロフォードは1932年に英国の王女エリザベスとマーガレット姉妹の家庭教師になりました。エリザベスが結婚するまでの17年間がつづられています。性格は大きく違うけれど仲良い姉妹であるエリザベスとマーガレット姉妹。ご両親の深い愛。国王一家を支える多くの人達の真面目に働く姿。どこを読んでいても、ステキだなって思えるシーンばかりでした。読み終わったわたしの頭の中に「God Save the Queen」が流れてきました。
2020/12/22
鳩羽
著者は児童心理学を学ぶつもりの若い学生だったが、家庭教師の仕事を紹介され、のちにジョージ6世として即位することになる一家の2人の王女の勉強を見ることになる。長女のエリザベスは、やがて25歳の若さで即位することになるエリザベス2世だった。リリベットとマーガレットの普通の女の子と変わらない元気さや、家族の仲の良さ、戦争中に耐え忍んだ不便な生活やリリベットの婚約に関するゴシップなど、歴史と分かち難く繋がった現代の物語を楽しめた。イギリス王室は結構いつもなんだかんだとゴシップがあるのだなとも思ったり。
2021/03/15
たま
エリザベス女王の愛に満ちた生活を、引き込まれてしまい読了しました。知ってはいけないと思いながらも非常に温かな思いで最後まで。
2020/12/28
A.yukari
エリザベス2世の伝記。幼少期から現国王チャールズ3世を出産するまで。恐らく王室の評価を気にしていて、だいぶ美化している部分もあると思われる。そこを差し引いても、当時の英王室の様子がいきいきと書かれていて面白い。ちょうどエリザベス2世が崩御し、チャールズ3世が戴冠式を挙げている最中だったため、過去と現在の英王室の比較もできて、非常に興味深く読み進めることができた。筆者はエリザベスと妹のマーガレットの家庭教師。この本が出版されたあと英王室から拒絶され、自殺未遂を起こすなど、そのことを後悔した晩年だったようだ。
2023/05/08
石橋
エリザベス・マーガレット姉妹の性格の違いが史実通りって感じで、逆に腑に落ちない。16年もお側にいたのだから、もっと違う感じのやつあるでしょうよ!?と思いつつ読む。読み終えてからぎょっとしたのが以下。著者紹介のくだりで、退職翌年にこの本を出版したことで王室との関係は絶たれ、これまでの功績に対して終身貸与されたノッティンガム・コテージの居住権も失ったと。クローフィー…どうして??
2023/05/02
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