手塚治虫:アーチストになるな (ミネルヴァ日本評伝選)
手塚治虫:アーチストになるな (ミネルヴァ日本評伝選) / 感想・レビュー
takao
ふむ
2022/07/22
marukuso
手塚のデヴューまでの経緯が詳しく分析されている。特に一躍有名になった『新宝島』は初版本が複数あり印刷の形式も違うらしい。本人が実年齢より2歳年上にして年齢を言っていた点はそれだけ大人っぽく見られたかったのだろうか。劇画流行期に自分の絵を変えてまで作品を創り続けたというところはアーチスト=大衆迎合的とアルチザン=職人の狭間で苦悩していたことを如実に表している。作品の量もさることながら意外な事にかの有名なトキワ荘には一年足らずしか住んでおらず、むしろ上京してから都内を頻繁に13回程引っ越していた事に驚いた。
2012/09/10
わとそん
おもしろい
2012/09/05
MAGASUS藤丸
早く大人になり箔をつけたかった手塚が年齢を3歳ほど上にごまかしていた為、嘘を重ねなければならなかった。それが高じサービス精神との相乗作用で、彼の回想話は、嘘や誇張・思い込みが多い。宝塚の裕福な家に生まれ、当時ではありえないディズニーやチャップリンを自宅で見れる環境に育ち、外国アニメに早くから接していた。阪大医学部かと思ったら、その下の専門学校で後阪大に吸収、医師免許を持ち、漫画作家と二足のわらじ、虫と漫画『宝島』に連載する坊ちゃん作家だった。親もマンガを悪としない環境が昭和の大漫画家手塚治虫を育んだのだ。
2010/09/05
Shun Kozaki
手塚治虫と誕生日が一緒なだけで、変に親近感を持っている。朝日ソノラマの火の鳥がはじめての手塚治虫だった。それから、火の鳥は言うまでもなくブッダやネオ・ファウストや、ブラックジャックなど、手当たり次第に読んだが、どうにも自分の中での手塚治虫像が結べない。 結局、一番好きなのは陽だまりの樹だったりする。 奥付読んでいて気付いたが、このシリーズで柔道の祖である嘉納治五郎を担当しているのが、戦場のピアニストの主人公、ウラディシュワフ・シュピルマンの子供のクリストファー・スピルマンだ!
2018/03/23
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