異人論とは何か: ストレンジャーの時代を生きる
異人論とは何か: ストレンジャーの時代を生きる / 感想・レビュー
リッキーまち子
多くの執筆者が分野横断的に異人論を展開している。そのため、自分の興味のある部分ない部分でかなり浮き沈みして、通読に時間がかかってしまった。とくに軽く読めるのは異人の表象と我々の集合心性について論じられてる飯倉氏の第7章だけど、話がかなり曖昧で明らかに根拠不足なため、ギャグなのかな?と思ってしまったがどうなんだろう。序、第1章はかなり引き込まれ勢いである程度楽しんで読めたし、自分なりに異人論を考える上でのヒントはたくさん得られ、かつての小松の異人論と比べかなり更新された印象だけど、6千円はちょっと高いかな。
2015/06/04
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