マンガ文化 55のキーワード (世界文化シリーズ〈別巻〉 2)
マンガ文化 55のキーワード (世界文化シリーズ〈別巻〉 2) / 感想・レビュー
GEO(ジオ)
戦前から続く漫画の歴史と、その周辺の文化や環境について述べた本。各章でそれぞれ別の著者が書いているため、内容に重複が多いのがやや残念ではあるが、内容は非常に面白い。 当然、漫画規制の動きやその歴史についても書かれており、中でも、個人的に面白かったのは、日中戦争の最中である1937年に子供に中国に対しての知識を与え、それで日中提携を積極的に強調するようにという指示があったというもの。戦争の渦中にあった日本と中国だが、日本側としては少なくとも建て前では「日中提携」を推奨してたのか……。
2016/09/04
スプリント
マンガ全体の歴史からジャンルごとの歴史など、関連キーワードが多彩で読み物として面白かったです。
2016/04/09
よっちん
研究室
2022/01/21
samurai
漫画歴史をわかりやすく学べた。 ハレンチ学園から性をテーマにした漫画の出現、手塚治虫のやけっぱちのマリアの頃には、萌えの萌芽はすでにあった。 また、手塚が用いた映画の技法とは、漫画にいかにして反映されているのか、興味をもった。
2020/08/07
しまめじ
マンガ文化は今どんなキーワードで評論・研究出来るのか?という総論的な本。こういう本が編まれるほど、各方面で研究が進んでいるんだな~と思うと感慨深い。昨今はそこにアーカイブ・地域文化振興も絡んでくるのでさらに広がってきてるんだろうな~。デジタルでマンガ(アニメも)作成されることが普通になってくると、研究のための資料の正確さをどこに求めるのか?ということも相対的に難しくなってくるのかも。面白い漫画を求め、世界中の人がマンガを描いて読んでいられる平和な世の中でありますように。
2019/06/07
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