デュラス×ミッテラン対談集 パリ6区デュパン街の郵便局
デュラス×ミッテラン対談集 パリ6区デュパン街の郵便局 / 感想・レビュー
ケイ
仏共和国大統領と言えば、私には14年もそうだった彼のことだ。彼がEU参加への投票を国民に呼びかけた時の話し方をよく覚えている。威厳があった。今、マクロンの呼び掛けは、どこか間違いのように思えてしまう。、今の西側リーダー達の多くは若く反射性は高いが中露の狡猾さに太刀打ち出来るだろうか。レジスタンスで同志だったデュラスの問いに(対談は1986年)整然と辛抱強く答えているミッテラン。見識広くや見方は鋭い。しかし、民は目先の利益で簡単にそっぽを向く。戦後に2人がたどった道の違いは大きい。共に大成しているが。
2020/07/05
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