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幻視のなかの政治 (転換期を読む 7)

幻視のなかの政治 (転換期を読む 7)

幻視のなかの政治 (転換期を読む 7)

作家
埴谷雄高
高橋順一
出版社
未来社
発売日
2001-12-10
ISBN
9784624934279
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幻視のなかの政治 (転換期を読む 7) / 感想・レビュー

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solaris

日頃知ってる「政治」の話ではなかった。 政治の幅は常に生活の幅よりも狭い。にも拘らずしばしば生活を支配していると感じるのは、それが黒い死をもたらす権力を持っているからに他ならない。目的は手段を正当化する、マキァベリの君主論。元来民衆は冷静な理性よりも感情に動かされ易い。極めて単純であり、愛か憎しみか、善と悪かという対立しかない。敵を殺せ。 時代の隔絶。安保闘争も知らない世代。私の知っている政治は資本主義と水面下の根回しなのだ。そこに死の考えはない。イスラエル中東の異常さに自分達が近づくまで分からない。

2015/02/18

Hisashi Tokunaga

埴谷の思想がいつまで、どこまで人口に膾炙するだろうか?そここそ、時代性の移ろいかもしれない。

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