楊逸が読む聊斎志異
楊逸が読む聊斎志異 / 感想・レビュー
そうたそ
★★☆☆☆ 「聊斎志異」と言えば、子供の頃に岩波少年文庫で読んだ記憶がある程度。特に「聊斎志異」に興味があるわけでもないのだが、「楊逸と読む」という部分に興味をひかれ、手にとってみた次第。だが、この内容なら「楊逸と読む」とタイトルに冠するのは詐欺に等しいなと思う。著者自身による「聊斎志異」の訳が九割と、申し訳程度のコラムが一割。この程度のものなら、しっかりとした「聊斎志異」の日本語訳を読むほうがいくらかましだ。著者ならではの「聊斎志異」の読み方に期待したのだが、これほどの詐欺まがいの本だとは思いもよらず。
2016/01/17
クリママ
父の書架に並んでいた古い聊斎志異。残念ながら楊逸を知らない。テーマ別に何編か抜粋してその解説というよりコメント。あったほうがわかりやすいかなという程度。妙に今風なのが気になる。肝心の本編は直訳のようでありながら、これも今風の言葉遣い。あまりいい訳とは思えない。聊斎志異は近隣の国のものであるのでなじみやすい。生きた人間と幽霊と妖怪と絶世の美女がごく普通に一緒に暮らす世界。怪談ではあるが怖くない。小泉八雲の怪談奇談のほうが好きだ。
2016/06/01
CCC
殆ど本編。あとは楊逸の雑文が少し。ただそれも付録レベルなので、このタイトルはどうかと思う。普通に売る自信が無かったのかと邪推してしまう。
2017/04/30
qv-yuh
図書館で読みました。 平凡社版の本家(?)が文体ともに好み。別に楊逸が読んでくれなくても良かったかも。 買わなくてよかった。
2017/06/11
うづき
肝心の「聊斎志異」の部分が読み難かった。滅茶苦茶な訳文だと思う。コラムも当たり前のことが書いてあるだけで拍子抜けした。「聊斎志異」はもっとちゃんとした日本語の文章で訳してあるものを読んでみたい。
2011/12/24
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