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ヤマケイ文庫 手塚治虫の海

ヤマケイ文庫 手塚治虫の海

ヤマケイ文庫 手塚治虫の海

作家
手塚治虫
手塚プロダクション
出版社
山と渓谷社
発売日
2022-02-17
ISBN
9784635049344
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ヤマケイ文庫 手塚治虫の海 / 感想・レビュー

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スリカータ

山と渓谷社の手塚治虫シリーズに続編が出ていたことに気付き、手に取った。冒頭のブラック・ジャックが断然面白い。子供の頃、この話を読んでシャチがただただ可哀想で泣いたが、大人になるとブラック・ジャックがシャチの治療を放棄した気持ちも解る。全体を通しては、自然破壊に対する警告のメッセージを感じた。もう作者が亡くなって35年経つとは。

2024/05/18

おーすが

『手塚治虫の山』『〜の森』に続いて読んだ海にまつわるアンソロジー『手塚治虫の海』。ブラックジャックのシャチの話にはじまり、どろろやアトムなどお馴染みのキャラクターの海エピソードが読める。印象に残ったのは海女の姉弟の読切。異母姉弟の危うい関係性が海辺の街の悲しい歴史を物語る。海というテーマにぴったりの短編だし、手塚治虫の描く女性のコケットリーな魅力がたっぷり。また、どろろのサメの質感もなんかムニュとしていて素晴らしい。最後の話は海というより船。

2023/05/19

ムーミン2号

ヤマケイ文庫の手塚作品アンソロジー。今回のテーマは「海」。海といって思い浮かぶのは「海のトリトン」だが、これはまんま「海」になってしまうので、400ページの文庫では収められないし、どこかを切り取るということもできないのだろう。ここには入っていない。表紙にあるのは「どろろ」の一場面で、これを見た時、あぁ、「どろろ」にはそういうエピソードがあったなぁ、と思い出したことだ。お馴染みの「ブラック・ジャック」や「鉄腕アトム」もよいが、最後の「大暴走」は壮絶かつ悲哀に満ちた中編であるとともに、人間のエゴも描かれる。

2022/03/27

シュウヘイ

手塚作品、まだまだ知らないものがたくさんある

2022/10/23

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