ヤマケイ文庫 潮風の下で
ヤマケイ文庫 潮風の下で / 感想・レビュー
加納恭史
レイチェル・カーソン著「沈黙の春」は相当な大書であることが二読で解り、また慎重な読書が必要。まだまだ彼女の主張の理解は及ばない。その前に、彼女の第一作品のこの書物が手に入り、まずは本書から海洋生物学者の彼女の物語思考や海辺の考察から始める。一部海辺。入江の島の潮風の下でどんな生物のやり取りがあるか。島の海岸の引き潮や上げ潮の様子から生物のドラマを観察。カモメやアオサギが島の生物の繁殖地を飛び交いカニや貝を捕食。人間の漁師もサシ網でシャッド(ニシンの一種)を取る。捕まったシャッドをウナギが横取りする。
2024/04/13
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