今、心配されている環境問題は、実は心配いらないという本当の話
今、心配されている環境問題は、実は心配いらないという本当の話 / 感想・レビュー
南北
ゴミや大気汚染などの「環境問題」を人口密度や生命とは何かということから始まって、大きな視点から論じています。リサイクルや温暖化で使われる無駄な税金や免疫力を低下させる医療、さらには日本が黒字国である点などを指摘して、マスコミが宣伝したり、常識と思い込んでいることが実は誤りであることに気づかせてくれます。章や節の最初に内容を簡潔にまとめた図がついているので、読みやすい本になっています。
2019/09/19
HMax
武田節全開!!先生曰く、この本が扱う「環境」とは従来の用語でいう環境とはかなり違いますが、違うこと自体が新しい環境作りに必要と考えた。流石は武田先生。二酸化炭素が増えているというが、恐竜が闊歩した中生代と比べて大幅に減少している。環境を大事にとか持続性と言っているが「いつの時点」「誰の視点」に置くのかで大きく変わってくる。スケールの違う話し。小ネタ:1952年12月のロンドンがスモッグに襲われ4日間で4千人の死者、年が明けて死者1万人以上に及んだ。
2019/10/19
Sakie
ある意味、楽に読める本ではない。著者の論理を順順聞くと世間一般に絶対少数派の結論が導かれる。自分の思考や常識はまず疑うべしと謙虚に読んでいたが、もはや混乱を超えて腹が立ってきた。環境問題にはビジネスの側面が少なくないので、真と実を見極め、無駄を避ける姿勢は必要だ。しかし、時間軸をより長く取ることにより問題を過少化するのは公正な態度とは思えない。一つの要素だけを増減すれば良いのでもない。金だけの問題でもない。ならば、私自身がどうありたいかと省みれば、謙虚なつましい生活で後ろめたく思わず生きたいだけなのだ。
2020/08/10
香菜子(かなこ・Kanako)
今、心配されている環境問題は、実は心配いらないという本当の話。武田邦彦先生の著書。日本の少子化は問題ではないとか、CO2地球温暖化問題は存在していなくて地球温暖化対策は無意味で単なる利権でお金の無駄遣いだとか、常識外れで突拍子のない内容が満載。少子化問題や地球温暖化問題についての主張は納得できないけれど、家庭環境や男女環境についてのお話はなるほどと勉強になる内容がたくさんありました。
2018/06/29
蛸墨雄
これは、どう考えたらいいんだろう?確かに、エコエコ言うことはなんだか違う感じがしていたのですが、環境、まず、家庭環境とか個人の健康のこととかを考えようというのは、正しいと思いました。例えば、プラスチックストロー、ウミガメの鼻に詰まったからって、紙のストローとかに替えなくても、ストロー燃やせばいいんだよと思っていた。そして、紙ストローとか作る折のCO2発生量とか、計算しているのかなぁ。そもそも、CO2はもっと増えていいというのが先生の意見なので…。22世紀の人類が答えを出してくれるでしょう!
2021/01/11
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