履きごこちのよい靴: 五味太郎旅の絵本
履きごこちのよい靴: 五味太郎旅の絵本 / 感想・レビュー
キジネコ
柔らかな描線・鮮やかな色彩・シンプルな構図の妙。旅をテーマに描かれた絵と29編の小文、5羽の鳥、2機の飛行機、一筋の煙、そして雲・風・空の星… この絵本は写真以上に見る者を旅に、物語に誘います。いったい描者は何処から この心地よい風景を描いているのだろうか?と考えたとき、鳥の目だと、思いついて嬉しくなりました。過剰を排除した文章と絵は、俳句、俳画の趣。転地した友人から時々届く便りに寄せる心情の機微「船」偶然は必然と背中合わせ、異邦の古道具屋で知る人の温かさと再訪を望みつつ叶えられない理由「立ち寄り」など。
2019/04/10
読み人知らず
これは絵本だけど子供が読んでも理解は出来んね。旅を経験したことない人に読ませても意味ないと思う。だからこど、大人が読むと味があるんだけど旅に行きたくても行けない人が読むと毒になる。何とかして旅に行きたいなあと思う。行きたいなぁ。
2009/11/15
二条ママ
五味太郎がすきですから、図書館で偶然にこの本を見かけ、手に取りました。五味太郎のエッセイですね。絵本にふんわりと感じたそのユーモアと智慧にみちた遊び心を、この本でも味わえました。「行き先変更」のところ、笑い出しました。いい本に出会ったなぁと思いました。
2013/11/13
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