いまマルクスが面白い: 現代を読み解く事典 (有斐閣新書 B 76)
いまマルクスが面白い: 現代を読み解く事典 (有斐閣新書 B 76) / 感想・レビュー
ハンギ
出版年が1988年。それでも現代の状況に当てはまるところがあり、面白かった。幅広い内容で、リカちゃん人形の分析もあり、大塚英志よりも早いくらいなんじゃないかな。これはすごい。大雑把には労働、生活、国際関係、環境問題、フェミニズムなどなど。多様な題材を多様な人が書いているけれど、もはや単一な時代じゃないんだなあと感じる。情報社会を予想させる本で面白いかな。マルクス主義は資本をいかに把握するか、という問題意識がある思想であり、資本の外に立ちたい人には有効な方法なのかもしれない、と感じた。
2012/06/26
yamikin
発行が1988年。マルクスが一番面白くなくなった時期に出ているのにこのタイトルは皮肉以外の何物でもないでしょう。
2006/12/17
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