戒名のはなし (歴史文化ライブラリー) (歴史文化ライブラリー 217)
戒名のはなし (歴史文化ライブラリー) (歴史文化ライブラリー 217) / 感想・レビュー
HANA
戒名の歴史から現在まで。歴史とか信士信女等の各名称までコンパクトにまとまっていてわかりやすかった。ただ現在の問題として各宗派側からの焦燥感や問題意識に割くスペースが少々少ないように感じられた。個人的に一番知りたいのはその部分なので少し残念。それでもこれ一冊あれば大体のところは押さえられると思う。
2011/06/30
かっちょ
戒名の成立(諸説あり)から現在に至るまでの、ざっとした流れとその意義についての言及がコンパクトな量でまとめられていて分かり易い。ただし、その意義を現代においてどのような形で寺側が提示していくのかが現状では明確ではないのかな??という感想。
2011/11/25
okimine_yuiki
伝統宗教は数百年の歴史があるのから、差別が内包されているのは当たり前の事だろう。問題はそういった負の遺産をどのように継承していくか。差別戒名に一章を割いているこの本を数年前に読み再読したが面白かった。「無縁慈悲集」の説明を読んだ時からもやもやしている事がある。当時葬儀にあずかれなかった被差別部落の人達に葬儀を行って差別戒名を付けたのならば、逆説的に差別戒名『すら』付けてない宗派は葬式すらあげておらず、しかもその件は糾弾の対象になりようがないのでは?折しも当時は公文書をシュレッダーにかけていた事が話題だった
2023/05/02
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