KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

置き去りにされたマリア

置き去りにされたマリア

置き去りにされたマリア

作家
萩原葉子
出版社
読売新聞社
発売日
1989-07-01
ISBN
9784643890525
amazonで購入する

置き去りにされたマリア / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

nitori

図書館本。創作とはいえ多分ほぼノンフィクションで、胸がいたくなる現実を優しく伝えてくれる素晴らしい本でした。戦後の日本で米兵に乱暴されてから街娼に堕ちてゆくまでを描いていますが、本当に波に流されるように人間の命がハラハラと消えていく時代だったのだろうな、と思います。加害者も被害者である、というのは1つの事実。また、知らないということはそれだけで罪になる。同じ境遇でもうまく成功した人もいるでしょう。知識や良識、情報という見えない力を強く感じました。

2018/09/10

Yumi Ozaki

あまりにもつらい。あとがきを読むと実話に基づいているのですね。米兵だけじゃない、親戚の人も冷たかった。でもみんな生きるのに精いっぱいだったのかもしれません。

2023/10/14

感想・レビューをもっと見る