女帝の手記 5: たまゆら 道鏡 (よみうりコミックス)
女帝の手記 5: たまゆら 道鏡 (よみうりコミックス) / 感想・レビュー
がんぞ
民の大半が裸で竪穴式住居に暮らしている頃、大陸文化招来…女帝が東大寺大仏殿の瑠舎那佛ばかりか全国に国分寺、国分尼寺を設定し、始めての木版印刷経文を分置する大事業。租庸調の三税で、銭はまだ流通せず、財産・権勢は「戸」で計るのだが、なんと愛人=藤原広嗣に貨幣鋳造権=無限の富を与え…/後書きで「道鏡の筆跡を見て素直な純粋な人ではないかと思った」と執筆の動機。精力絶倫でないと女帝であることは維持できないのだろうが、感情的。身分制度=藤原氏支配を廃止しようとした称徳天皇は毒殺され、アドバイザー道鏡は左遷という結末!
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