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雪の夜のあと

雪の夜のあと

雪の夜のあと

作家
北原亞以子
出版社
読売新聞社
発売日
1997-06-01
ISBN
9784643970449
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雪の夜のあと / 感想・レビュー

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ちゃいろ子

森口慶次郎シリーズの第1作めその夜の雪の後日談である長編。 三千代の死の原因となったロクデナシ男とその娘のその後。 そこに様々な人たちの人生が交錯し新たな事件が起きる。 慶次郎の 科人を捕らえた事を手柄にするな、科人をつくらぬことを手柄にせよ という言葉が心に響くが、慶次郎自身もそれは逃げの言葉なのかもしれぬと悩む。 殺された方が札付きの悪党で散々悪事を働き、その悪党に脅され続けとうとう手を出してしまった善人。それでも罪に問われるのは善人の方で。 罪とは?赦しとは?という命題が突きつけられる。 →

2022/01/30

BlueBerry

上手いと思うしストーリーも良いと思うけれど根底が暗いので晴れやかに楽しむ事は出来ないんですよね。慶次郎縁側日記シリーズを読む人はおさえておきたい本であることは言うまでもありません。

2014/01/25

ケイプ

先日読んだ「慶次郎縁側日記・傷」。その中の「その夜の雪」の後にはこの「雪の夜のあと」という長編があることを知り、次巻に進む前に読んでみることに。人はそれぞれに何かを背負って生きている。悪人と呼ばれる人も、善人と言われる人も根っこの部分では皆変わらない。それなのに何が人をそのように分けてしまうのだろう。もし自分が同心になっていなければ、美千代は死ぬことはなかったのかもしれない。もし・・・なんてことはないのに、思い悩む慶次郎のこれからをゆっくり読んでいきたい。

2014/12/18

朱音

慶次郎縁側日記シリーズ(この本にはそうとは書いてないけど)の、原点ともいえるような長編。慶次郎の娘が死ぬ原因となった男と、その娘と、あるいは慶次郎の知り合いの娘と…と、「因縁モノ」とでもいうべき(?)絡み合った人間模様が描かれている。読みやすいしお勧め。

2003/05/10

ぺしみち

歯がゆかった。

2015/06/03

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