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翳ある墓標: 長編本格推理小説 (立風ノベルス)

翳ある墓標: 長編本格推理小説 (立風ノベルス)

翳ある墓標: 長編本格推理小説 (立風ノベルス)

作家
鮎川哲也
出版社
立風書房
発売日
1988-09-01
ISBN
9784651420059
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翳ある墓標: 長編本格推理小説 (立風ノベルス) / 感想・レビュー

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non

 20-151:本格ものとのこと。あおの4文字は分かりづらいな。「思考のない論理などというものは存在しない」

2020/10/05

schizophonic

いちばんの山場と感じたのは、冒頭で死亡した女性の死因を自殺ではないと見抜く場面。この手の話にありがちな、自殺するような人じゃないなどのあやふやな理由で確信するのではなく、あくまで理詰めで自殺ではないと証明するとは鮎川らしい。あまり論理的ではないと感じられるところもあるが、入念に捜査の過程を描き、その紆余曲折を楽しませるというスタイルは堅持し、なかでも、あるものが手がかりとなるところは、通俗的なストーリーと推理を融合してやろうという心意気を感じる。

2011/08/20

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