KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

池波正太郎短篇コレクション (8) (池波正太郎短篇コレクション 8)

池波正太郎短篇コレクション (8) (池波正太郎短篇コレクション 8)

池波正太郎短篇コレクション (8) (池波正太郎短篇コレクション 8)

作家
池波正太郎
出版社
立風書房
発売日
1992-04-01
ISBN
9784651502885
amazonで購入する

池波正太郎短篇コレクション (8) (池波正太郎短篇コレクション 8) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

星落秋風五丈原

「卜伝最後の旅」永禄4年(1561年)17年ぶりに武田信玄を訪ねた卜伝は71才。梶原長門から立ち会いを求められる。宿に入った時卜伝が「今度はひょっとすると負けるかもしれぬ。」と言ったり、薙刀でなく太刀での立ち会いを求めた事から長門は慢心する。その隙をついて彼を破る卜伝。しかし詐術と見せ掛けたそれらの言葉は、実は卜伝の本音でもあった。「わしの心底に潜むものをすべて素直に率直に吐露したまでじゃ。いかなる剣いかなる刀をも怖れなかったわしも今は試合うことが恐ろしい。」

2003/08/29

感想・レビューをもっと見る