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新星十人: 現代短歌ニュ-ウェイブ

新星十人: 現代短歌ニュ-ウェイブ

新星十人: 現代短歌ニュ-ウェイブ

作家
荻原裕幸
出版社
立風書房
発売日
1998-05-15
ISBN
9784651600680
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新星十人: 現代短歌ニュ-ウェイブ / 感想・レビュー

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紀野恵が凄すぎて驚いた。以下引用。白き花の地にふりそそぐかはたれやほの明るくて努力は嫌い/イタリーに来て裏街道突つきつてそなたにあひに来ました春よ/回線はきしきし痛みゐるゆうべ ハッピィ・アラビア、ハッピィ・アラビア/オールド・ファッションド・ヴァニラ・アイスを舐めながら皇帝(カイザー)のこと噴水のこと/たっぷりのレモネード置き熟睡(うまい)せば愛してしまうでせうよ世界を/文集(もんじゅう)にサンドイッチをのせてあるはるのはじめの書斎の主は/ふらんすの真中に咲ける白百合の花粉に荷風氏はくしやみする

2014/07/30

eve

穂村弘目当てで読んだが、他の歌人もとても気に入った。特に水原紫苑がよかった。ニューウェイブと呼ばれながら、結構長くやっていることが意外だった。古典的な読み口にもっと触れたいと思うようになった。 何処にて新星生まれし衝撃の大波小波に飲まれたく思ふ

2013/10/11

午後

現代短歌のニューウェイブ、穂村弘、加藤治郎、荻原博幸がとにかく格好良い。特に穂村弘の、「生ハムメロン、或いは極彩色の旅」はいつにも増してキレキレである。

miyuki

4月29日より。90年代の新鋭歌人十人の短歌選集。別の人による簡単な歌人感想と、新作30首、自選秀歌100首、本人による跋文エッセイが載っている。というわけで1300首もの歌が載っているわけだけれども、それぞれが特徴的な歌人なので、その歌風のバラエティは退屈しないであろう。好みでない歌風の歌人もいるけれども、流石は当時第一級の歌人たちで、各々がいいと思う歌だけを集めてもそれなりの数になると思う。少し前の時代の現代短歌を学ぶ上でとてもいい選集だと思った。こういう選集がもっと増えてくれると嬉しい。

2015/05/19

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