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現代怪奇小説集

現代怪奇小説集

現代怪奇小説集

作家
中島河太郎
紀田順一郎
出版社
立風書房
発売日
1988-07-01
ISBN
9784651620114
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現代怪奇小説集 / 感想・レビュー

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5〇5

1925年から1974年までの50年間の怪奇小説の変遷が俯瞰できる ♦編者曰く、”昭和初期、怪奇小説は探偵小説の余技の位置づけであった。戦後もこの流れが続くも、推理小説誌『宝石』から登場した作家達により、怪奇幻想の概念が変化していく。さらに1960年代の異端作家ブームを経て怪奇幻想小説の再生へと連なる”と ♣だが、このジャンルの全体像は把握できていないとの本音も見える ♥とにかく全38作品。この量感には圧倒される ♠例え100年前の作品であれ、ぞくぞくさせる感覚は「現代」でも健在だ。

2022/01/08

巽霞月

総勢38名分の短編集。目的は香山滋「怪異馬霊峡」だけど、他の作品も面白い。話はエロよりのグロが多い。情欲も恐怖も人を強く突き動かすものと思えばさもありなんか。面子が非常に豪華だし、近代文学に疎い身からすれば野坂昭如や遠藤周作は怪奇とは程遠いと思っていたし、山田風太郎や横溝正史はまぁ納得ですよね。でもやっぱり星新一の「おーい、でてこーい」が収録されているのはバグだと思う。(作品は大好き)

2021/06/18

BrandyIron

さる方の紹介で読んでみました。現代怪奇小説のアンソロジーということで、分量も凄ければ内容も濃い。エロかったりグロかったりエロかったり。骨餓身峠死人葛がすさまじかった。文体と共に記憶にこべりつきました。(;´∀`)

2013/08/31

fuchsia

昭和40年代後半はリバイバルも含めた推理小説ブームだったらしいですが、その余波で怪奇小説とかモダンホラーもブームになったよし。ちょっと古めだけど、基本的な作家や作品はこのアンソロジーの系譜上にあるっぽいな。

2010/08/15

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