やまんば娘、街へゆく: 由布の海馬亭通信 (童話パラダイス 17)
やまんば娘、街へゆく: 由布の海馬亭通信 (童話パラダイス 17) / 感想・レビュー
木漏れ日の下
村山さんの作り上げる風早の街の物語はたくさん出ていてどれから読み始めればいいか迷っていたんですが、たぶんどれから読んでもいんだろうと思ってとりあえずこれを借りてみました。やまんばの娘が10年以上前に出てったきり帰って来ない父親を探しに街におりてくるお話。ハッピーエンドで良かったです。ノスタルジックな雰囲気の下宿の描き方や登場人物達の気のいい感じが良かったです。
2018/11/26
はるき
父親の失踪の真相を探るために山を下りた山神の娘。毎度おなじみ風早の街で繰り広げられる心温まるヒューマンファンタジー。手紙形式で送られる物語が何とも緩やか。
2016/02/10
バニラ風味
母がしばらく不在。そんな時、妹は山を下りて父を探しに行った。まだ幼い頃、山の神である私たち家族の元を去った父は、今も近くの街にいるはず。…妹は、運よく、海馬亭というレストラン兼ホテルに住むことになり、人間の友人も増え、私に手紙を書いてよこしてくる。沢山の人と関わり、ちょっとした事件を解決したりする妹の手紙は、私の心を癒し、ほっとさせてくれるものだった。村山さんらしい、優しく心あたたまる、手紙形式の作品。絵がノスタルジックな感じ。
2014/09/21
BlueBerry
やまんばのイメージが変わりますね。やまんばと考えなくても大丈夫だと思いました。文庫本化の際に1話追加されているようなのでそちらも読む予定です。
2013/06/20
ナチュラ
やまんばの娘「由布」が母にないしょで初めて人間の住む街に下りてきた。 元ホテルで現在はアパートとして使っている「海馬亭」に下宿することになった由布と、住人たちとのふれあいが感動的です。 前に読んだ『コンビニたそがれ堂』の風早の街が舞台なので親しみがありました。 ※ヤマンバギャル(死語?)ではなく、「もののけ」のやまんばの方です。
2014/06/12
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