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てのひら島はどこにある (新・名作の愛蔵版)

てのひら島はどこにある (新・名作の愛蔵版)

てのひら島はどこにある (新・名作の愛蔵版)

作家
佐藤さとる
林静一
出版社
理論社
発売日
2003-03-01
ISBN
9784652005156
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てのひら島はどこにある (新・名作の愛蔵版) / 感想・レビュー

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オサム兄ぃ

1928年生まれの作家、19歳頃の作品。この美しいファンタジーは敗戦後程ない混乱期に生まれたのだ。昨年刊行の自伝「オウリィと呼ばれたころ」で、「いまもぼくの愛読書 - 作者がいう言葉ではないのは承知だが - になっている」と語られる作家にとって思い入れ深い作品。ファンを自認する者として、急いで手に取った。初期作だが「小さな」神様たち、腕白で純真な少年など後に多くの読者に支持される作者の魅力が詰まっている。劇中劇を何重にも用いる構成は、精一杯の工夫が見て取れて、微笑ましい。勿論、効果は十分に上っています。

2015/02/11

保山ひャン

追悼佐藤さとる。林静一のシルエットの絵。子供が、妖精めいた虫たち(の神さま)を主人公にした物語を空想で紡ぐ。風で帽子を飛ばされた拍子に忘れてしまった思いつきが、帽子の中に入っているというエピソードが好き。ファンタジーに終わらず、成長した子供たちが、てのひら島がどこにあるのか察する結末に感動した。

2017/03/06

羊男

★★★★☆

2021/02/16

Hiroshi Miyata

わんぱく天国に続いて佐藤さとる再読。佐藤さとると言えば挿絵は村上勉のイメージだがこれは林静一。これはこれで結構味があってよいな。

2012/09/14

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