西遊記 10 迷の巻 (斉藤洋の西遊記シリーズ 10)
西遊記 10 迷の巻 (斉藤洋の西遊記シリーズ 10) / 感想・レビュー
ちぐ
悟空が言ってた言葉。何かを思いついてやると決めたら、それでもう半分は終わったようなもの、、、。始めるまでが大変なわけで、始めてしまえば半分は出来上がったも同じだということ。最近読友さんが同じようなことを仰っていたっけなぁ…。そして迷いは、自分の分身である影を生み出してしまう。自分を乗っ取ろうとする影分身を作るのも、そいつを消すことができるのも自分の強い意志だということ。この巻では悟空の迷いから有り難い説教をいただけて気持ちも新に艱難辛苦を乗り越えていこうと気持ちが前向きになれました。
2016/03/20
まるりー
深かった…と思う。悟空が強く願うことはひとつ。それを取り戻すことができてよかった。天竺はまだまだ遠いけど、無事お師匠様とたどり着くことができるだろう。…だって先に読んだ西遊後記に書いてあったもん♪
2015/06/15
ちょび
面白かったー!児童書だけあって読みやすいし、大人も子供も楽しめる本とはこういう本なんだろうな。1冊完結になってるとはいえ天竺までの旅はまだまだ半分と言っているのでぜひ続きを読みたいです…。天竺に着いたその後の話が出版されているようなので次はそれを読もうと思います。
2015/02/20
saraka
小学生の子供が読みました。子供が学校に行っている間に私が図書館で選んで借りてくるんですが、1巻を図書館で借りてきた時は、可愛い系が大好きな娘が「絵が好みじゃないから読まへん」と。その後、あまりに暇だったから読んでみたら、すっごく面白かったそうです。「お母さん、10巻で終わりじゃないんやけど」と言われ…。調べたら、天竺までの道のりはまだ半分だとか。11巻が待ち遠しいようです。実は何となくしか知らない西遊記。「猿とブタと河童を引き連れて旅するお話やろ?」に娘は「違う。イノブタと妖怪!」…妖怪ってアバウトやなぁ
2016/02/10
ビシャカナ
これまでと全然違う雰囲気。すっかり大人になったと思った悟空がやたら暴れると思ったら、心の底に重いものが沈んでいた。正しく迷の巻。そして破門されるわ、悟空そっくりの偽悟空が現れるわと、なんだか観念的な雰囲気、児童文芸に留まらないものがある。今回は西遊記、ひいては仏教の核心に触れるようだった。
2015/07/01
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