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いっちゃんはね、おしゃべりがしたいのにね

いっちゃんはね、おしゃべりがしたいのにね

いっちゃんはね、おしゃべりがしたいのにね

作家
灰谷健次郎
長谷川 集平
出版社
理論社
発売日
1979-07-01
ISBN
9784652013014
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いっちゃんはね、おしゃべりがしたいのにね / 感想・レビュー

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おはなし会 芽ぶっく 

幼稚園に通ういっちゃんは先生とおはなしが出来ない。声を出せないとかではなく、話そうとすると胸がバクバクしちゃうから。そんないっちゃんは、いくこ先生と出会う。自信なさげで失敗しちゃって今にも泣きそうな時に、いっちゃんが初めておはなしが出来た。大人と子どもに通じるものは、相手を思いやる心と優しさと、ほんの少しの勇気。

2019/02/01

ヒラP@ehon.gohon

言葉が出せないいっちゃんと、何事もぎこちないしんまいのなき虫先生のシンパシー。 不思議な関わりが、言葉のないページで展開されます。 お話が書かれているページよりも緊張感があって、いっちゃんのどきどき感が伝わってきました。

2018/09/03

遠い日

人前でうまく喋れないいっちゃん。新しく来たいくこ先生の気持ちがちゃんとわかったいっちゃん。大人、子どもの垣根を超えて、いっちゃんは人としてのシンパシーを先生に感じたんだね。思いやることで、ぽんと踏み出せたいっちゃん。先生とともに成長だね。

2017/06/26

みー

他館より。なかなか話すことが苦手な子どもと、先生との交流・・

2017/03/27

ごんたろう

女の子が言葉を発せないのは、周囲が怖いからであり、嫌いだからである。その子は目の前の若い先生が好きになる。おそらく自分と似ているのだ。若い先生はおっちょこちょいで、失敗ばかり。ベテラン先生に叱られる。子どもはその全ての風景を見つめる。女の子は若いその女先生の気持ちがよく分かる。泣きたいその気持ちを受け止めてあげようと思った。とてもやさしい女の子だ。言葉を発するということは、自分の強く優しい意志によって周囲の世界が崩壊していくのを防ごうとすることなのだ。女の子の心の様子がとてもよく表現されている。感動的だ。

2020/09/13

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