七つのぽけっと
七つのぽけっと / 感想・レビュー
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七つのぽけっとの七つの事件。子供たちにとっては、きっと日常の中のちょっとしたことくらいの出来事なのかもしれない。干からびたかっぱに出会ったり、タクシーにたぬきが乗ったり、泣いていたら突然オニが現れたり…。不思議なもの、奇妙なことが起こる。大人たちは、あやかしなどと一括りにしてしまうけど、ほんの少しずつ違うんだ。同じ出来事なんてひとつもない。あのとき起きたことは、僕の心の中で生き続けるんだ。だから、誰も信じてくれなくてもいいんだ。だって、僕のぽけっとにはちゃんと宝物が入っているんだから。
2012/09/14
Midori Matsuoka
作者のあまんきみこさんによるあとがき「おわりに」にこの童話集への思いが綴られていた。ぽけっとの中に大切に入っている、たからもののような童話集。 『車のいろは空のいろ』でおなじみのタクシー運転手まついさんのおはなしや、かっぱやおにやぬいぐるみやちょうちょなどが楽しげに、ちょっとさみしげに描かれていている。でももの悲しさはなくどのお話もじんわりと温かい、まさにぽけっとに手を入れた時のようなぬくもりのあるお話たちだった。 季節感もあるので、つい読み聞かせで使えないかしら…なんて考えるほど。
2021/02/14
おはなし会 芽ぶっく
読書会【テーマ 北海道子どもの本の集い事前学習会 あまんきみこ】
2014/07/15
かおりんご
絵本。どこかで聞いたことのあるような、あまんさんのお話。まついさんの話は好きです。ほんわかするなぁ。
2013/03/30
けいこ
あまんきみこ 作、佐野洋子 絵。1976年初版、2005年復刻版初版。「だれかさんの ポケットの中には たいてい一つ おはなしが 入っていますって 洗濯をしたって アイロンをかけたって 消えません ちゃんと 入っていますって」「あおいビーだま」「みっこちゃんのはなし」「春のお客さん」「なみだおに」「あきのちょう」「すてきなお客さん」「コンのしっぽはせかいいち」の七編。だってだってのおばあさんや100万回生きたねこたちやコンとあきのコンが物語の中にいるようで、なんだか不思議な気持ちになりました。
2023/05/02
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