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海があるということは (詩と歩こう)

海があるということは (詩と歩こう)

海があるということは (詩と歩こう)

作家
川﨑洋
水内 喜久雄
出版社
理論社
発売日
2005-03-01
ISBN
9784652038505
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海があるということは (詩と歩こう) / 感想・レビュー

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ひろちゃん

「はくちょう」が好き。見つめられるとくだかれそうになる。「ことば」も好き。山という字は山そのものから、川という字は川そのものから生まれたのですよ。

2015/11/24

へくとぱすかる

むずかしい理屈はさておき、ひたすら明るい詩を多数収録。海がテーマであることで、大らかさ、やさしさを感じさせる作品が多く、心安まる本。久しぶりに詩集を読んだが、ことばの繊細さ、そして詩というもので、ここまできめ細やかなことが言えるのかと感動。何もむずかしい言葉を使うわけではなく、こういう表現ができるというのは、詩人の力量と、そしてことばというものの本来持っている豊かさなのだろう。果たしてぼくらは、日常のなかで、ことばの世界からどれほど美しさを引き出せているのだろう。ここに、改めて新鮮さに引かれるものがある。

2015/08/04

新田新一

川崎洋は本当に好きな詩人で、亡くなった時は寂しい想いをしました。生涯にわたって瑞々しい詩を書き続けた人で、それを読むと心が浄化されます。この詩集は代表作の「はくちょう」なども収録されていますが、若い人向けの詩が多いです。一番最初に載っている「いま始まる新しいいま」を読んで、擦り切れかかった自分の中の希望が蘇る気がしました。どんな時でも新しい今があり、その今の中で私は生きなおすことができる、という明るさに励まされます。これから時々読み返そうと思います。

2024/10/13

じょうこ

前回読んだ覚和歌子さん本が「海のような大人になる」。川崎洋さん本が「海があるということは」。覚さんは精神的な感じ、川崎さんは観察的、定義的。当たり前のことだけど、同じ海でも全然違う。本書で私が特に好きだったのは「ジョギングの唄」と「筋肉」。肉体願望があるのかな? ワークアウトが楽しく頑張れそう。

2024/05/25

のん@絵本童話専門

ねっとりとガツンと重たい詩人もいれば、みずみずしくて透明感ある詩人もいる中で、川崎洋さんの私の印象は後者!許しましょうソングがとりわけ好きだったなあ。老人に席を譲るのは当たり前!と思われているけれど、常識も考え方次第では揺らぐ。私も偏屈なので、世の中の当たり前を疑いたいんだなあ〜。高学年〜

2024/10/30

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