神さまはどこだ (西原理恵子絵本館 3)
神さまはどこだ (西原理恵子絵本館 3) / 感想・レビュー
みゃーこ
子供のころ、空想遊びに明けくれた遠い日の記憶。その澄んだ心の中にはいつも神様がいて、寂しい時や困ったときには助けてくれて、悲しみは癒し慰めをくれた。ちょっとおかしくて切ないような子供時代の淡い記憶を呼び覚ましてくれる不思議なそのストーリー。狂気一歩手前のような子供の空想を昨日のことのように取り出して描く西原氏はやはり天才だと思った。
2013/09/14
ようこ
このシリーズ3冊を一気読み。テーマが重なっている部分もあったけれど、全体的に読んでしみじみ。悲惨な部分もあるのに不思議とやさしい気持ちになれる本だった。でも、もう、このテーマではこれ以上西原さんの本を読まなくてもいいと思った。もう充分こちらには伝わっている、この三冊で。
2010/04/05
ゴロチビ
アンソロジーの3。不思議系の作品を集めたもの。「どこから」が一番好きです。谷川俊太郎とのコラボは、サイバラらしさが無いというか、無理してる感じがして好きではありません。(そもそもこの詩が超駄作っぽい。)最後の「神さまはどこだ」は、同時期に描かれた『きみのかみさま』の14、15話に通じているようです。こちらの絵本は名作だと思います。
2016/10/08
Kavi
西原アンソロジーの第3弾。テーマは「フシギなもの」。子供のころに妄想して遊ぶ心の友達というか、謎の生物ね。谷川俊太郎の詩に絵をのせた「ご挨拶」が好き。西原には珍しく暖色系でまとめられている。
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