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ニングル

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作家
倉本聰
出版社
理論社
発売日
1985-12-31
ISBN
9784652071298
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ニングル / 感想・レビュー

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文庫フリーク@灯れ松明の火

「森のある星がほかにありますか」「水のある星がほかにありますか」[「空気のある星がほかにありますか」深い森林に響く甲高いチェーンソーの機械音。倉本聰さんご自身のナレーションが入る中、チェーンソーが切り裂いていく樹木、鳥、鹿の写真。見つめるニングルの瞳から流れる涙ひとしずく。「森に守られている星がほかにありますか」読了後YouTubeで見つけた99年公共広告機構(現ACジャパン)のCM『森のニングルが消えた星』森と水の一族たるニングルは身長およそ15センチ250年の時を生きる。浮かんだのは「山や川や森や→続

2015/07/08

積読亭くま吉(●´(エ)`●)

★★★★★再読・先日「アナン、」のレビューで、読み友の文さんと本読み談義に花が咲きました(畏れ多い(笑))興が乗った文さんが「オススメ」をと言って下さったので、このレビューとなりました。本書を選択した理由はとても明確で「作者がドラマ脚本に携わり、内容はファンタジー、父と子に焦点」と言う「アナン、」と条件を同じくしてみました。正直説教臭く鼻につく所が随所にみられます(笑)なんせ、この著者、常に怒りまくっております(先日、サワコの朝でも(笑))30年前から、いやもっと前から(太河執筆中にNHKと大喧嘩して→

2015/06/19

T2y@

今も、富良野の何処かに居るかも知れない『ニングル』 彼らと、その存在の近くにいた人々の回顧と、自身も体験した対話を倉本先生が綴る。 「知らん権利」と、「放っとく義務」 人は、営みの中で、土足で踏み込み、過剰に手を掛けて壊してしまう。 森とそこからの水源。自然だけじゃない、人間関係も時にそうだし、色んな事に気付かされる良書。 『ニングル』は存在するか? これも放っとくべきだと、読後はたしかに思うのです。

2017/11/28

ヒラP@ehon.gohon

現実の世界と幻想の世界が絡み合った大人のための童話のような作品です。 北海道の原野の中で、自然と人間社会が、探り合いながら、話が進んで行きます。

2023/01/18

taku

じゅ~ん、ほたるぅ~。五郎さんと倉本さんにより、一躍全国に名を知らしめた富良野(誤解があったらすみません)。その森にニングルという小人が実在することは知られていない。「人間は偉大な森を怯えさせる怪物になってしまった。自ら加速させた時間の大河に飲み込まれている。人間のルールを自然界に用いてはいけない。明日のために種を蒔きなさい。」昔出会ったニングルがこう言っていた。しかし、人間社会は減速できないものだ。ニングルは今、人間をどう思っているんだろう。また会えるかな。

2019/04/07

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