カラフル
カラフル / 感想・レビュー
テンちゃん
『真さん、君の見た世界は何色でしたか』⇒『この世界に棲むことを周りから否定され、自殺しなければならかった君の心は何処へいけば迎え入れてもらえるんだろね』(。>д<)『家族』『友だち』『社会の厳しさ』⇒『世の中は沢山の色で溢れている』(>_<)『人生はやり直せるが、死んだらリセットなんてできない』『君ならホームステイの気持ちで、気楽に過ごせたかな』⇒『そして、二度目のチャンスを貰った君、人生の色が晴れやかな色に変われたかな』⇒『苦難は君次第で乗り越えられることを伝えた大切な一冊』🌟(*^▽^*)4.5
2018/08/19
hitomi.s
図書館本。ストーリーは早い段階でわかった。内容的には、ベタでだなと感じました。けど直前にガールズブルーを読んで「自分で居る」「自分に成る」に必要な強さとか葛藤を思い出したばかりだったからよかった。「視点を変えるには」なんて人によって違っているけど、立ち止まらないで進もうとすることは大前提で、そこが難しい。読み物としてはあっさりしていて読み返したりはしないかもだけど、するする読めるので疲れたら他の作品も読んでみようかな。
2017/12/02
美紀ちゃん
弱い人間が、人とふれあい葛藤してもがいて、でも、だんだん成長していく話は、読後感が爽やかでいい。「フリーター、家を買う」も「神去なあなあ日常」もそうだよね。あ、だから「カラフル」っていうタイトルなのね、と思うあたりから、だんだん面白くなっていく。
ミロリ
人生やり直したい、そんなときはホームステイしていると思えば楽に生きれるのではないかと思った初読。それは自分には不可能なことだと悟った再読。きっと生き続けている限り、昨日までの自分をリセットするような真似はできない。自分を殺して、運良く抽選に当たればいいのだけど。しかし中学生ビッチが登場する本を児童書コーナーに置いていいのか……。
2014/10/17
へくとぱすかる
魂の世界の青春ファンタジーということだろうか。そもそもこの物語自身が、ラストのその後で、すべて消え失せるのかもしれない。作者によって「まぁ、幸せにおなりよ」と、作中の天使のように世界を「復元」されて……。それでも、たとえ誰にも知られなくても、物語の存在したことが、「魂」にとって大切なのだ。読み終わったあとで、タイトルの意味が身に沁みてくる。この世はそんなに捨てたものじゃないのだ。「ぼく」が中学生だからこそ、成立するこの物語はとてもみずみずしい。
2020/07/17
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