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羽の音

羽の音

羽の音

作家
大島真寿美
出版社
理論社
発売日
2001-05-01
ISBN
9784652071984
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羽の音 / 感想・レビュー

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mocha

繋がりがもし目に見えたなら、私はあちこちとかなり太い糸で結ばれているだろう。若い頃 頼りなく立っていたことが嘘のようだ。この本の姉妹はある日突然糸が切れたように引きこもる。このままではいけないと思いながらも前に進めない。ぬるい暮らしに浸かっている彼女たちにダメダメだった若い日を思い出す。インフルエンザの関節の痛みは、たぶん成長痛なのだ。羽が生える痛み。きっと羽ばたく前ぶれ。

2017/06/27

こっぺ

姉、花保。妹、菜生。2人とも出社、登校をなんとなく拒否し、懐かしのゲームをやったりダラダラと1日を無駄に過ごしているように見える。そして2人してオトコに縛られている。人生の岐路に立ち、姉妹は何を思ったのだろうか。謎だ。謎である。何にしろ、自分の思うように生きることが一番だ。後悔しないように。【図】

2013/04/13

そのぼん

どこかダラダラと日常というか世間から離れてしまった人物のおはなし。 ページ数が少ないせいかすぐに読み終えました。

2011/09/24

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

両親の離婚をきっかけに姉と二人で以前住んでいた家に二人で暮らすことに。姉は無事短大を卒業後就職し、現在婚約中。妹の私はといえば大学への推薦がちょうど決まったところ。ある日突然スイッチが切れたように私は学校をさぼりだし、姉も同じように出社拒否するようになり・・。周りから見れば順調に思える道も、当人にとって必ずしもそうとは限らない。順調に見えるからこそ、時に立ち止まることも必要なのかな、と思いました。★★★

2010/01/11

巨峰

不登校になった妹と出社拒否になった姉。両親の離婚を期に、2人で暮らしてきた彼女たちにも、変化の時が訪れる。どことなく寂しい印象があるのは装帳・デザインのせいかなあ。ただ、なんとなくうまくいきそうにない気がするのは、何故だろう。

2010/01/02

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