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樹上のゆりかご

樹上のゆりかご

樹上のゆりかご

作家
荻原規子
出版社
理論社
発売日
2002-05-01
ISBN
9784652077115
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樹上のゆりかご / 感想・レビュー

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takaC

ん?何かいろいろモヤモヤしたままだった。自分の読解力の問題なのか?

2016/03/14

ヒロ@いつも心に太陽を!

「これは王国のかぎ」の続編であることを期待して読んだわけではないので、がっかりするどころか私はだいぶこの作品が好きだ。だが読み終わってみると、やはりあの上田ひろみだからこそ今回の一連の騒動を傍で見つめることが出来たのではないかと思う。過去に鳴海と有理の間に何が起きたのか確かに気になるが、それは過去の話。有理は「サロメ」を演じることで今のすべてを語った。私もそれで十分納得できた。季節は移り変わり人は成長し同じところに誰も立ち止まることは出来ない。ひろみと江藤くんが今後どんな世界に船出するかは、また別のお話。

2010/08/29

れいぽ

辻村さんとは違う「エリートな人たちの自意識」を感じました。主人公はジャニだった頃のひろみとは別人のようだけど、その体験はひろみの心に深く根を下ろしていて、有理の心の闇(=執着心)と呼応する。何とも感想をまとめにくい物語だけど、高校生活における友達とか異性に対する気持ちや行事をクリアすることで積み上げられていく「三年間」という濃度を感じることのできる作品だと思います。

2011/06/03

さく

他の人のレビューを読んで「これは王国のかぎ」の続編だったと知った。全然気づかなかった!中学三年生のときに失恋して、その後夢のなかで別世界に行ったような経験をしたっていうのはそれのことか!大冒険をしてしまったがために、現実世界にどこか違和感を感じてしまっていたんだな。前作と違いファンタジー要素がなかったのも気づかなかった一因かも。今回は学園物。舞台は男子の割合が多い高校。制服のない自由な校風とか、行事に異様に力を入れるところが母校と似ていて、高校時代を思い出して懐かしくなった。サロメのダンスシーンが印象的。

2016/07/03

星野

文化祭を軸に展開される、仄暗さも持ち合わせた青春、事件、時々恋愛って感じ。何か、ひろみがあの物語とは違うキャラクターに見えた。リアルな彼女の人生を描いている作品。私は前作の方が好きかも。夏郎良いなぁ。“『そう、一時停止ボタンだよ。だけど、こんなことは二度とできないと思うから、私は押しちゃうな。たぶん、この先一生、これほど壮大な、ばかばかしいむだをする時間は残されていないと思うから』”学校の行事って、本当にそういうものだよね^^むだ故に、貴重。

2009/10/12

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