演劇は道具だ (よりみちパン!セ 18)
演劇は道具だ (よりみちパン!セ 18) / 感想・レビュー
Tui
よりみちパン!セシリーズ。古書店を巡りようやく発掘。演劇論というより、人のいとなみや、人と演劇とのかかわりについて、こういうことなんじゃないかなと触れています。断定のしなさ加減が宮沢先生らしい。普段すっとぼけているけど、とても真面目で勉強熱心な方なんだなと感じます。〈なにを質問するか、そして、なにを質問しないかによって、はからずも人は、自分のことを表現してしまいます〉ああこれ私だ。自己紹介のつまらなさを解消する『何周も自己紹介』は、是非どこかでやってみたい。5周目あたり、すごいことになっていそうで。
2014/12/30
どらがあんこ
いかに私達が演劇というフィルターを通して動きを見ているか教えてくれる。だから演劇は恐ろしい。まさか脱構築が出てくるとは思ってみなかったな…
2019/01/05
はんぺん
書籍の特性上、とても平易な文章でシンプルに書かれた本。誰にでもわかるようにものを伝えるという才能を、特に演劇関係の人から感じることが多いけど、この本もまたそんな一冊。あまりにも読みやすく、くすりとしながら読み進むと最後のほうはちょっと観念的な話になったりして、わからなくなってしまったり。ともかく「みる」「ふれる」の章はとても面白かった。自分のからだを意識するのに、演劇の手法はすごく有用と思う。教育現場や企業でも、研修とかシミュレーションゲームなんかよりこういうワークショップをやればいいのに。
2009/12/15
yarake isuke
BF。演劇知を軸に語られる演劇とは。答えはない、提示はある。パラパラと立ち読みしたとき、呼吸法というフレーズが目に飛び込んできたので購入。 自己紹介が苦手な人こそが演劇に向いている。もたれかかる危険性については、自分が仕事に向かう姿勢に照らしあわせて反省。
2019/11/24
4fdo4
よりみちパン!セのシリーズはなかなか面白いが 本著は星2つだな。 なんかこう、難しいことを無理に子供に聞かせるように書いているのが 逆に分かりにくくなっていて、結局のところ何が言いたいのかが分からない。 出版社が倒産したが、今後はどうなるのだろうか?
2015/09/22
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