世界を信じるためのメソッド: ぼくらの時代のメディア・リテラシー (よりみちパン!セ 21)
世界を信じるためのメソッド: ぼくらの時代のメディア・リテラシー (よりみちパン!セ 21) / 感想・レビュー
Aya Murakami
図書館本。 世界を信じるか信じないかはあなた次第です(ただし価値基準はメディアに握られている) 当たり前だけどテレビって相当新しいメディアなのですね。庶民にも情報がいきわたるのはいいことですが弊害もあるようです。著者の別の本にも書いてありましたが庶民大衆は「自分は特別だ」「他者を差別したい」という欲求が強いですから、お上やメディアが「我々は攻撃されている」と言われればすぐに自主的に戦争協力しちゃいますね。
2023/07/30
ちさと
全うに生きたいという森さんの心性が伝わる1冊。メディアが間違える構造を知り、メディアを批判的に読み解く必要性を訴えます。営利を求めるメディア企業は批判しようがない。だから現場力の持ったジャーナリズムの個の論理が企業と摩擦しながら活かされなければいけない。だけど集団化しやすい日本では、ひたすら営利に回収されていると感じますね。「メディアは嘘をつく」を表面的な事だけでなく、誰もが納得できる解説付で教えてくれました。
2019/01/29
seacalf
常々考えていた個人的な疑問、「どこまでこの情報を信じていいのか?」にわかりやすい文章で、ヒントをたくさん提示してくれている本。けっきょくのところ、答えは自分自身で導き出すしかないのだけれど、メディアそもそもの成り立ちと仕組み、作り手の思惑がどう影響しているのかまで紹介してくれているので、テレビや他のメディアに対してだけではなく、今後、物事を捉えていく為の心構えとリテラシーを再確認できる。 「真実は、いつもひとつ!」じゃないわけよね。
2016/03/11
かおりんご
児童書。メディアだけじゃなく、学校教育だって、一面しか教えていないと思ったり。やっぱり、自分で色んな文献にあたって、自分の目で見て考えるのが一番です。
2013/10/08
あおい
メディアは人だ。だから間違える。ナチスの情報操作やルワンダの大虐殺を例にメディアの恐ろしさを伝えている。情報が簡単に手に入る時代だからこそ多面的に物事を見て自分で判断する力が必要だと思う。
2018/07/07
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