「美しい」ってなんだろう?―美術のすすめ (よりみちパン!セ 26)
「美しい」ってなんだろう?―美術のすすめ (よりみちパン!セ 26) / 感想・レビュー
コウメ
この著者にとっては、自分に置き換えて考え、書いてみたり、作ってみたり面白い人なんだなということが分かった。文章で説明するのが難しい。ゴッホの絵をみて実際に裸になって、ゴッホの気持ちになったり、眉毛をそったり、人それぞれが感じ方が違っていて、笑われたり、怒られたりしてもいい!!自分が表現したいものの気持ちや環境、雰囲気などをやってみたりするバカなんだろうな〜面白い。(  ̄▽ ̄)スゲェェェ
2019/05/07
モリー
美術の教科書として採用してほしい!(後書きで、日本のとある政治家が「美しい」という言葉を使っていることへの違和感?が綴られているので無理かな。)▽先日、ふらりと美術館へ足を運びました。私は作品を前に腕組みをしながらいかにも理解したような素振りで見て回る自分が恥ずかしくなりました。そんな想いを抱えつつ、図書館に立ち寄ったところこの本に巡り会いました。こういうのを運命の出会いというのでしょうか。▽「何が美であるか」ではなく、「何が美でありうるか」を問うこと、自分と違う美意識を尊重することの大切さを学びました。
2019/02/03
ちさと
こういった切り口で美術について学んでいれば、創造的で多面的な物の見方が出来るようになってたかも。美術家森村さんによる美術の入門書です。「美しいってなんだろう」ひとつの美術作品にも色んな感じ方があっていいし、その時々の自分の心情によってちがう印象を受けるもの。夜の海には美しさも怖さもありますよね。その両面に気がついて、ようやく海を理解できる。美術館に行ってお気に入りを見つけたくなる1冊でした。
2019/02/23
ささのは
また表紙に騙された。青少年向けの美術の本だが、このモナリザが実はおじさんの筆者だなんて。名画の登場人物や女優になりきる美術家だそう。色々な人がいるものだ。ホームページに掲載されていたコラムらしく、十代の子達からの質問にも沢山答えている。登校拒否教師だったというが、真摯でユーモラス、考えさせる話しぶりがとてもいい。こんな先生や本に十代で出会えたら幸せだろう。大人の私も読み返したくなる良書。「見栄えばかり気にしても美からは程遠い。細部にも注意を怠らない美の意識は、どんな職業、生活者でも大事」という言葉が印象的
2016/10/03
紅香@本購入まであと9冊
絵画が好きでよく美術館に行く。少しずつ絵の知識も勉強してる。でも本当のところ絵の観方ってなんだろう?そんな不安を解消してくれる心強い一冊。美のバリエーションは様々。感動で体がふるえたらそれは私にとっての『美』。不思議だと思うことから全てが始まる。世界がぐんと広がった。特にゴッホの明るくて暗い絵の中には不幸せだけど、未来に幸せを感じる祈りに似た内面の美の世界を描いているという解釈が好き。美しさを見つけることは自分の内面、生き方の主軸だと感じた。画家達の贅沢な目を借りて世界を見つめられるなんてやっぱり素敵だ。
2013/11/09
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