ラヴソング
ラヴソング / 感想・レビュー
lonesome
植田真さんの絵と「ラヴソング」というタイトルにひかれ初めて手にした石津ちひろさんの詩集。好きだなと思う詩もたくさんあったし、詩の形というか、こういう詩の書き方がありますよとお手本になるような教科書のような詩がならんでいた。最初は「はるにさくらがさくように」のテイストの詩が好きだなと思ったけれど、読み返してみたら「ワッフル」みたいな幸せな優しい詩もいいなと思う。あとはやっぱり「いますぐ」と「そのしゅんかん」がとても好きだ。もし自分で詩を書くことがあったらきっとこの形を真似してしまうだろう。
2015/01/11
mntmt
詩集。甘ったるくないラヴソング。さっぱりしていて、凛としている。うまい形容詞が思いつかないけど、植田真さんの絵とよく似合っている。
2017/04/27
読み人知らず
いい味わいがありました。恋の詩はいいですね。
2015/10/17
遠い日
恋に揺れる心を、うたにする。逢いたくて逢えなくて、逢っていても苦しくて……。メランコリックに沈む心に、泡立つ切なさ。空も風も花も雨も、朝も夕も、春も夏も秋も冬も、恋のフィルターを通せば、胸に迫りくる意味をもつ。石津さんの甘さに流れすぎないことばのリズムが心地よかった。植田真さんの、やわらかなのに緊張感あふれる清潔な印象の絵がこちらの記憶を呼び覚ますようだ。金色に茶と少しの緑を混ぜたような色の絵に触発される想像力。「二十世紀」という題の詩は、置き去りにしたと思っていたあの頃を私の中にまざまざと突きつけた。
2008/11/05
ヒラP@ehon.gohon
石津さんの繰り出す言葉のシャワーを浴びながら、年甲斐もなく 気持ちが青春時代に直行してしまいました。 言葉がきらめいています、言葉が躍っています、言葉が 歌っています。 恥じらいもなく、太陽の下で、ありのままの自分と向き 合っているような気がします。 あまりの純粋さに、うっとりとして、本の中を右往左往し てしまいました。
2015/06/01
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