疚しき沈黙―富良野風話〈5〉
疚しき沈黙―富良野風話〈5〉 / 感想・レビュー
makimaki
何となく図書館で出会ったこの本。二〇〇九年初版だから…読んでいて、あ~こんなことがあった!と、当時の時代を思い出した。あの頃、憂いていたことが今にも通じる。つまり、全然進歩していない日本、今、この時代があるってこと。ますます加速しているとさえ感じる。「この国の困惑」がずっしりと心に残った。「一体この国は何処へ行くのか。」
2015/09/02
ご〜ちゃん
笑いについて書かれた文章が気になった。「耐えられない笑いがある。本人だけがおかしいと思って自分で受けて自発的に笑うが、他人には全くおかしくない笑い。受け狙いの笑い。媚びるための笑い。誰かを嘲笑し、そのことでとる笑い。他人の苦境や欠陥への笑いエトセトラ。そうした笑いは苦々しい。」気をつけないとこのような笑いを求めたり、迎合したりしてしまう自分がいるので、この文章を読んでドキリとした。
2011/10/25
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