月蝕島の魔物 (ミステリーYA!)
月蝕島の魔物 (ミステリーYA!) / 感想・レビュー
ねむねむあくび♪
娘が図書館で借りた本。児童書。サクサク読めて面白かった。実際の歴史のエピソードも取り入れつつの冒険ファンタジーは、さすがベテラン。読ませますね。味わいがありました。読みやすくて続編も読みたくなりました。
2013/06/29
朝比奈さん
アンデルセンってこういう人なのね…。あとがきで逸話が史実通りって書いてあるものね。「僕は生きています」 ディケンズ作品をあまり読んだことがなくて、ディケンズ先生ごめんなさい。最後の年表が面白い。あ、悪役親子の最期、ちょっと、あっけなさすぎません?
2013/06/21
しんた
よい作品。ラインの虜囚以来のヨーロッパ物。著者の余計な持論などを省くとここまできれいな文章になるのかと感心。ユーロ離脱、歴史的にも悪名高いイギリスに行ってみたくなる。残りに作品も読みたい。
2020/02/03
コダマ
1857年のヴィクトリア朝のイギリス。当時スコットランド近くの月蝕島の沖で氷山に閉じ込められた謎の帆船が発見された。クリミア戦争から奇跡的に生還したニーダムは姪のメープルと共に会員制貸本屋で働くことになる。ある日、社長から作家アンデルセンとディケンズの世話をする特命をうけたニーダムたちは、ジャーナリズム精神溢れるディケンズによる月蝕島探索に巻き込まれることとなる。かくして一行は不吉な噂に満ちた月蝕島へ向かうのだが。青年と少女、そしてユニークな老人たちが登場するミステリー冒険譚。
2021/05/09
さくらもち
19世紀の英国。クリミア戦争から生還した31歳のニーダムは、姪のメープルと共に会員制貸本屋「ミューザー良書倶楽部」で働くことに。豪放磊落な文豪ディケンズ、内気で泣き虫な大作家アンデルセンにふりまわされ、氷山に閉じ込められた巨大帆船の謎を解くため、暴君が支配する月蝕島(ルナ・イクリプス・アイランド)へ乗り込む。ヴィクトリア朝怪奇冒険譚3部作の第1作。 田中芳樹初読みでしたが、面白かった。ストーリーはシンプルだけど史実らしきことを盛り込んでいて歴史的好奇心を刺激される。巻末の参考資料一覧が圧巻。
2012/08/28
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