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源氏物語 宇治の結び(下)

源氏物語 宇治の結び(下)

源氏物語 宇治の結び(下)

作家
荻原規子
出版社
理論社
発売日
2017-04-19
ISBN
9784652201961
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源氏物語 宇治の結び(下) / 感想・レビュー

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ひめありす@灯れ松明の火

老文学少女と不良文学老人に「子供用ので宇治十帖を読んでいる」と言ったら「それで十分。漫画でもいいから読んでおきなさい」と褒められたので後編も。なんか拍子抜けで終わってしまいました。本編より楽しく読んだのに。源氏物語本編が徹頭徹尾母恋の文学であるなら、この宇治十帖は欲しいものは一体何なのか?を問う様でした。この時代は妻を複数持つことは何ら罪ではないのだけれど、なんとなく最近はやりの不倫物のドラマと根っこの部分は同じなのかなーと思いました。私ならどうするかなーとか烏滸がましくも考えたりして、楽しいひと時でした

2017/06/27

ユウユウ

さすが、誰にも共感し難い「宇治十帖」。『更級日記』の中で浮舟に憧れるとある気持ちがさっぱりわからない泣いてばかりのお姫様に、何をも恐れなさすぎる軽い肉食系皇子様、下心ありまくりなのに真面目ぶってる自分かわいそうと酔っている大貴族様。ああ、もやっとする。と言いながら読んでしまうのですね、源氏物語って。

2017/10/21

ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪

荻原規子の宇治十帖完結♪「紫の結び」と違って歪んだ恋路をひたすら辿っていく感じでした。宇治という呪われたような地で起こる男女の関係。大君から始まって〈人形〉とされた浮舟。どちらも臨んだことではないのに只々、男性に翻弄させられて選んだ道は・・・。当時の女性は自分だけではどうにもならないことが起こるので世間を気にして俗世にはいられなくなった人が多かったのだろうか。このように平安時代の多くを知ることができる『源氏物語』は何度でも読みたくなる。

2017/10/21

Norico

荻原規子さん版源氏物語、読了。薫のねじ曲がり度が興味深くて、割とスムーズに読めた。浮舟はかわいそうすぎ。

2019/05/02

わむう

シリーズ完結。薫の屈折した性格がどうも浮舟を苦しめます。

2018/09/01

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