シアワセのレモンサワ-

スパシーバ@日日是決戦

{2011年}　著者は1958年生まれ。3浪後多摩美術大学に合格。36歳の時に漫画雑誌｢ガロ｣に投稿し採用され現在に到る。好きなタイプはひし美ゆり子、青江三奈、あき竹城など(微笑)。汗、よだれ、鼻水、精液などが染み込んだ万年床。ささぐれだった、そしてタバコの焦げ後が残る畳など昭和の匂い漂う男性独身者の悲哀を描かせたら右に出るものはいないでしょう。一杯の酒、一膳のオマンマでささやかな幸せを噛みしめながら寝床に入り、熟睡し目覚めもスッキリという生活に戻りたいものです!

2016/01/16

荒川ながれ

2011/3/10じゅうじょう愛育社　初版　1,500円+税　1958年生まれ、不思議な魅力の貧乏漫画が気になっていた。古本で購入したエッセイ。サラリーマンのごっこ（スーツで新橋に飲みに行くとのこと）。十条、荒木町、ステテコ、夢で東陽片岡の名刺でが出てきてペンネームになった　スナック、軍艦マーチ、演歌、ドトールのアイスコーヒー、牛丼、うなぎ、野菜炒め定食、草野球、坂口安吾、オートバイ、ニコニコしてれば何とかなる。シアワセのハードルを下げようとのこと。

2024/01/10

ゆうむ

酒、お風俗、サラリーマンごっこ、カネ…色んなトピックから漫画家である筆者の生活が赤裸々に語られるエッセイ。妙に落ち着いた筆致が可笑しいのだけど、生きていく中でいかにシアワセを実感するのか、ということも考えさせられる。名著。

2017/04/09

肉田肉美

しみったれた小汚い畳とおっさんを描かせたら日本一、永遠の昭和に取り残された孤高の貧乏漫画家・お東陽片岡先生による初のエッセイ集。これまで漫画で繰り返し描かれてきたテーマの元ネタが、飲み屋でクダ巻いてるようなだるい口調でだらだらと綴られる。まあ内容としては漫画と同じだし、それだったら漫画を読んでた方が圧倒的に面白いんだが、よりストレートに書かれているぶん作者本人の考え方や主張が足の臭いのような説得力を持って脳に染み込んでくる。家でひっくり返って屁でもこきつつ、うんうんと頷きながら読みたい一冊。

2011/04/04

Issy

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