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ポストフクシマの哲学――原発のない世界のために

ポストフクシマの哲学――原発のない世界のために

ポストフクシマの哲学――原発のない世界のために

作家
岩田 渉
ベルンハルト・ヴァルデンフェルス
加藤和哉
鎌仲ひとみ
木田裕子
高橋哲哉
エティエンヌ・タッサン
渡名喜庸哲
ジャン=リュック・ナンシー
納富信留
疋田香澄
堀切さとみ
武藤伸司
武藤類子
山口一郎
山口祐弘
村上勝三
東洋大学国際哲学研究センター
出版社
明石書店
発売日
2015-08-12
ISBN
9784750342313
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ポストフクシマの哲学――原発のない世界のために / 感想・レビュー

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左手爆弾

いかにも反原発の本のように見えて、内容は実に濃い。例えば、原子力災害に関する報告書の読解から始まって「質と量」の問題や、時間意識にまで話が及ぶのは非常に高度な議論。また、原発事故の後、前から根強かった「デカルトやベーコンなどの哲学者が人間の自然支配を正当化した」などという声が再燃したが、本書にはそれを正面から否定する議論が含まれている。福島原発関連の本をたくさん読んできた人にとっても、全く別の切り口として読めるだろう。

2015/08/27

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