ぼくの美術ノート
ぼくの美術ノート / 感想・レビュー
舟華
OSAMU GOODSの原田治さんのコラム(エッセイ?)集。日々、それはどこにでも美術が、アートがあるのだと教えてくれるようなあたたかな本。言葉も難しくないのですんなり入ってくる。まだまだ原田さんの文章を読みたかったな。
2017/09/11
donky
図書館の新刊コーナーに並んでいたので、手にしたらデザインや挿入画もとても素晴らしい。著者が高名なグラフィックデザイナーだと知った。装丁へのこだわりも流石に一流。頁を開いたらなんと北園克衛の言葉を引いていたし、なんとも親しみがわいた。「芸術新潮」へのコラムを中心にした洒落た美術エッセイですが、著者が師事した川端実の世界や小村雪岱など実に丁寧に教えてくれる。素晴らしい本です。印刷の良さにも惚れ惚れします。
2017/06/10
Ai
自分の好きなものやいいなって思うものを、ちゃんと言葉で語れるってスゴいな。人に伝えられるカ。
2020/04/22
GO-FEET
昨年亡くなった OSAMU GOODS でお馴染みの原田治のエッセイ集。素敵な装丁と人柄が滲む文章。ご冥福をお祈り申し上げます。
2017/05/02
エリザベス
この本の中で、私が一番感銘を受けたのは「犬を負う子供たち」に添えられた文章です。戦後の焼け野原、二人の戦災孤児が、足の不自由な一匹の犬を背中におぶっている。一枚の写真から、多くのことを読み取れる著者の感受性に思わずため息をつきました。原田さんは、2016年に亡くなられたのでしょうか。底抜けにポップな、OSAMU GOODSの新作が見られないなんて、とても残念です。
2017/04/27
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