ナスカイ
ナスカイ / 感想・レビュー
さすらいのアリクイ
男子生徒の学校内での日常光景を写した写真が載っている写真集。この写真集の生徒さんたちが通っていた学校は東日本大震災の影響で校舎が移転し、その後閉校になった、という説明文が本の後ろのほうのページに書かれています。写真集の説明がその文章だけなので生徒さんの気持ちは写真からだけしか分かりませんが、写真の中の生徒さんたちは案外楽しくやってそうで。パンツ一丁で楽器を持つ、保健室の中で行儀わるい姿勢でご飯を食べる、照れた表情で写真に写る…。気持ちはどうだったのか分かりませんが、観ていると少し懐かしい気分になる本です。
2017/09/07
アコ
“ナスカイ”=那須海城中高。全寮制男子校の日常をまとめた写真集。/色味・構図にバラつきがあるけど、いずれも魅力的なスナップ写真。背景に映り込むもので時代が見え、まさに『いましか撮れない写真』だし、青春が詰まっている。“ナスカイ”は東日本大震災の影響をうけて2017年閉校。「もう誰もここにいなくて、この制服を着てないんだ。被写体はみんな大人になってて…」などじわじわくる。また、男兄弟がいないので中高生男子ってこんなかんじなのかーとも。背丈や顔立ちもそれぞれ。コクヨノート風の装丁も味わい深い。
2020/06/20
今夜は眠れない
装丁が面白い。那須海の意味も知らずに読んだが、高校男子ってこうなんだろうな、と思えた。 もうここが無いなんて、3.11の影響の大きさを 改めて 感じる。
2017/05/06
遠い日
今はもう閉校してしまった那須高原海城中学校・高等学校は中高一貫の男子校。全寮制で生徒たちは6年間を共に過ごす。教育理念は「世界をリードする新しい紳士」を育成することというだけあって、どの子も皆似た印象できちんとこの学校の教育の成果が表れていると思います。東日本大震災とその影響の原発事故によって移転→閉校へと舵を切らざるを得なくなったのは残念なこと。青春をぎゅっと詰め込んだ少年たちの日常があって、賑やかな声が聞こえてきそう。
2021/09/03
雨巫女。
《本屋》男子校ってこんななんだろうなあ。(笑)
2017/03/09
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