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聖子——新宿の文壇BAR「風紋」の女主人

聖子——新宿の文壇BAR「風紋」の女主人

聖子——新宿の文壇BAR「風紋」の女主人

作家
森まゆみ
出版社
亜紀書房
発売日
2021-10-23
ISBN
9784750517094
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聖子——新宿の文壇BAR「風紋」の女主人 / 感想・レビュー

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fwhd8325

太宰の「メリイクリスマス」のモデルとなった林聖子さん。小説も聖子さんのことも知りませんでしたが、ある噺家さんがこの小説を楽に仕立てたのを聴く機会があり、印象に残っていました。私の世代であれば手に届いた歴史であるのに、その機会を見過ごしていたことには少し悔しさも残ります。それでも、今の東京、新宿とは全く違う、街が放つエネルギーを少しだけ知っている私には、この作品が描く世界は心地よい熱病に罹ったような気持ちです。

2022/02/16

星落秋風五丈原

皆さん書いてらっしゃるけどお父さんが大杉栄の肖像画を描いて物議をかもすなどアナーキスト。でも皆に可愛がられたとか。若いころ美人ですね。

2022/02/28

uniemo

林倭衛の娘で母親と共に太宰治とも親交が厚く、出版社に勤務の後文壇バーを開いた女性。彼女も彼女の父親の画家についても何も知らなかったのですが、著者の描く女性はいつも魅力的なので期待通りでした。

2022/02/05

ひるお

戦後日本の文学・雑誌・映画・演劇など、あらゆる文化に関わる人々にとって重要であった酒場「風紋」。その主人であった林聖子の半生を、祖父母の代から辿る。関係者の面々の豪華さ、自由さ、奔放さに驚きながら読み進めた。自らを取り巻く状況が大きく、かつ悲劇的に変わっても、それをそのままに受け入れ、対応して生きてきた聖子の姿が眩しい。最近訃報を目にしたこともあって、知っている人のように、慕わしさを感じながらの読書だった。

2022/03/04

Go Extreme

戦前篇: 林倭衛、画家を目指す 出獄の日のO氏 林倭衛クライスト号でフランスへ 大杉栄パリに現れる セザンヌのアトリエ、エクス・アン・プロヴァンス 秋田富子と結婚、聖子が生まれる 伊豆静浦から小石川小日向水道町へ もう一人の画家・硲伊之助のこと 宮嶋資夫と度重なる引っ越し 母はサナトリウムへ 父の死 戦後篇: 太宰治との出会い 玉川心中 出英利のこと 世代と出英利のあの頃 舞台芸術学院と青俳、宏くんのこと 新宿でバーを開く ダン街道 カウンターの中の女性たち 竹内好墜落事件と火曜会 風紋課外部 嵐のあとに

2021/11/21

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