野生の呼び声 (名作再発見シリーズ)
野生の呼び声 (名作再発見シリーズ) / 感想・レビュー
ケイ
図書館で光文社の「野生の呼び声」を探していたときに見つける。当時の様子がよくわかる挿絵や情報がある、おそらく子供向けのこちらも借りてきた。動物たちが戦いに敗れたり弱って死んでいくシーンの絵も、ソリを引いて駆けている様子が、読後の感動をさらに高めてくれた。ゴールドラッシュの現地の様子や背景についての説明や、ハスキー犬の本質についても書かれていて、理解をたすける。
2015/10/08
drago @竜王戦観戦中。
19世紀末、カリフォルニアの大邸宅でのんびり暮らしていたセントバーナードとシェパードを父母に持つ大型犬「バック」は、使用人に勝手に売り飛ばされ、金発掘で賑わうアラスカへ。犬橇用の犬として極寒の厳しい環境で生き延びていくうちに、野生の血が目覚めていく…。 ◆船戸与一著『猛き箱舟』に題名が登場していたので、試しに読んでみた。◆恥ずかしながら、ジャック・ロンドンという作家を全く知らなかった。◆動物モノはほとんど読んだ記憶がないが、本作はハードボイルドかつワイルドで格好よかった。掘り出し物であった。 ☆☆☆★
2018/02/28
izumi
子供向けの本とは知らずに図書館で予約したので、手元に来たときには本の大きさや絵と解説の多さに戸惑いましたが、お蔭で短時間で本の世界に入りこむことができました。なかでも主人公犬のバックがソーントンさんと幸せな生活を送るあたりが一番好きです。前の飼い主が酷かっただけに、「いい飼い主に出会えてよかったね・・・」と胸が熱くなりました。愛情表現は視線を送ることという、ソートトンさんの事が好きすぎるバックも可愛いですが、野生に帰ったバックもカッコ良かったです。大人向けの翻訳本も読んでみたいと思いました。
2015/06/28
らびぞう
ハリソン・フォード助演(あくまでも、主演はバックでしょう)の映画「野生の呼び声」を見て来たので、原作も、・・ン10年ぶりに読んでみた。私が、子どもの時に読んだ本とは違っていたが、これが子ども向きの本?と思うぐらい、その当時の様子などが詳しく紹介されていた。読むに従って、南の国で、お山の大将的に過ごしていた4年間から、売り飛ばされ、北の国にやって来て、「こん棒」と「キバ」の支配を知り、だんだんとたくましくなって行く様が、文面から感じられる内容だった。映画とは違い、こちらの方が、より一層野生的であった。
2020/03/15
のし
突然、北の地に行くことになり、 どんどん成長していきます。
2020/05/03
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