KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

恋の物語 (中学生までに読んでおきたい日本文学 6)

恋の物語 (中学生までに読んでおきたい日本文学 6)

恋の物語 (中学生までに読んでおきたい日本文学 6)

作家
松田哲夫
出版社
あすなろ書房
発売日
2011-01-31
ISBN
9784751526262
amazonで購入する

恋の物語 (中学生までに読んでおきたい日本文学 6) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

KAZOO

この本では、9つの作品が収められています。表題どおりに受け止めればどちらかというとありきたりな感じの恋の作品があると思いきやかなりひねった構成になっているのではないかと思いました。というのは私はこの作品の中では堀辰雄の「燃ゆる頬」江戸川乱歩の「人間椅子」宮本常一の「土佐源治」を読んだだけですが中学生向けですかねと思ってしまいます。その他の三島由紀夫や太宰治、芥川龍之介の作品なども同様です。このような本を読んでおけばあまり恋に煩わされなくなるとでもいうのでしょうか?

2022/09/16

優希

古典の恋愛はキラキラした夢物語とは異なりますが、だからこそ美しく映えるのだと思います。必ずしも男女とは限らない恋愛でも素直に描き尽くす。ホラーテイストの江戸川乱歩に至っても純粋な恋模様に思えるから不思議です。中学生というと甘さとか切なさとかを求めがちですが、そういうのとは全く異なる作品の数々であることは古典文学だからでしょう。

2018/08/16

風眠

夢物語のようにキラキラした甘くて切ないだけが恋じゃない。近親相姦、同性愛、不倫、妄想のすえの犯罪etc・・・どこかから「なんて破廉恥なものを子どもに読ませるのか!」って声が聞こえてきそうだけど。恋といっても様々な形があって、良い悪いは別として、こういう恋もあるのだということは知っておいたほうがいいと私は思う。これを読んだ子ども達はきっと、いけないものを見てしまった的な後ろめたさを感じるかもしれない。でもそれは健全なこと。恋する心の核心にはいつも、切羽詰まった真剣さがあり、善悪では判断できないということも。

2012/07/05

いちろ(1969aMAN改め)

お恥ずかしいが、全て初見。古典的名作と言われる物語は、つい、堅苦しい物だと遠ざけてしまうのだが、読んでみれば何のことはない、今時の物語とちっとも変わらない。むしろ、素直で、美しく、残酷なのか。あれこれ言おうと思うから難しくなる。しかし恋愛は例え泥沼でも男と女が安心。不安になるところが上手と言える。乱歩、生まれて初めて読みました。面白かった@人間椅子。

2013/01/27

ぴよちゃん

★★★★ 図書館本。江戸川乱歩、人間椅子が読みたくて。あり得ないとわかっていて気持ち悪さもあるのに興味深く読んでしまった。三島由紀夫の(作品名忘れた)も、あーやっぱこういう感じかと。 中学生までに読んでおきたい、のタイトルだが-

2019/06/13

感想・レビューをもっと見る