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はぐれくん、おおきなマルにであう

はぐれくん、おおきなマルにであう

はぐれくん、おおきなマルにであう

作家
シェル・シルヴァスタイン
村上春樹
出版社
あすなろ書房
発売日
2019-11-11
ISBN
9784751529577
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はぐれくん、おおきなマルにであう / 感想・レビュー

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starbro

村上春樹 新訳ということで、本書新作絵本を読みました。米国の作家、イラストレーター、シェル・ シルヴァスタイン、初読です。まずは直訳だと『かけら』を『はぐれくん』と訳すのが村上春樹流です。内容も絵もシンプルでシュールですが、色々と考えさせられます。

2019/11/20

鱒子

図書館本 前作「ぼくをさがしに」で置き去りにされた「かけら」の運命が気になっていたので、本書を読んで個人的にスッキリしました。村上さんの新訳で、かけらは「はぐれくん」という名前になりました。わたしも新しい名前の方が好きです。自分は相手を満たすための部品なのか、それとも……?哲学の香りがする絵本。

2020/01/13

☆よいこ

村上春樹訳2019年発行。『ぼくを探しに(The Missing Piece)』(倉橋由美子訳)の続編。倉橋版では「かけら」と訳されていたが村上版では「はぐれくん」になる。▽誰かが通りかかって自分をどこかに連れて行ってくれるのを待っているはぐれくん。だけど、ぴったり合う相手はなかなか見つからない。いいかと思っていたら、だんだんと不都合が出てくる。結局ひとりで座り続けるかけらくんの前におおきなマルがくる。「君は自分だけでころがれるよ」という。「ためしたことはあるかい?」▽良本

2020/01/13

しゃが

村上さんってこんなに優しかった(?)と思った一冊だった。倉橋さんのPIECEが「かけら」から「はぐれくん」になったのは時代の流れでしょうか。村上さんはあとがきで「大事なのはふさわしい相手(他者)を見つけることではなく、ふさわしい自分自身を見つけること」と。「充足感」に重きをおいているが、その前には経験や考えをサポートしてくれる他者と出会いの旅『ぼくを探しに』があるような…。表紙には残してほしかった。

2019/12/21

とよぽん

もう40年近く前にアメリカで作られた絵本、村上春樹訳。シンプルな絵、そして短い文の中に、実は世の中を象徴的に表した「核心」が詰まっている。哲学的な絵本だった。「ぼくを探しに」の方も読みたい。

2020/01/24

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